昨日、電車の中で『野村ノート/野村克也』を読み始めた。
「はじめに」に書かれた一文
「おかげさま」
夏がくると 冬がいいという 冬になると 夏がいいという
太ると痩せたいという 痩せると太りたいという
忙しいと閑(ひま)になりたいという
閑になると忙しいほうがいいという
自分に都合のいい人は善い人だと誉め
自分に都合が悪くなると悪い人だと貶(けな)す
借りた傘も雨があがれば邪魔となる
金をもてば古びた女房が邪魔になる
世帯をもてば親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明けくれ 隣を眺めて愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ 先生のおかげ 世間さまのおかげの塊(かたまり)が自分ではないか
つまらぬ自我妄執をすてて 得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
おれがおれがを捨てて
おかげさまでおかげさまでと暮らしたい」
調べてみたら、上所重助(かみところしげすけ)さんという方の詩だそうだ。
ハッとする言葉満載!
野村監督は今の選手にもっとも欠けているのは「感謝の心」だと書いている。
「今の選手」は「今の若い人」と置き換えてもいいかもしれない。
実際に、今の若い人はどうかわからないが、少なくとも、自分の若い頃には当てはまる。
お恥ずかしい限りだ。
そんなことを考えながら、読んでいた。
で、電車を降り、秋葉原の街へ....
ノートPC用のワイヤレスマウスを買うため。

いいのが見つかった。
(しかも、980円!)
そして、予定の、バイト先の事務所へ。
早速、マウスを.......
う ごか な い
会社のPCに接続しても、うごかない。
購入した店に、電話で、8時までやっていると言うことを確認して、帰りに持って行った。
レシートを確認して貰い、お店のPCで動作確認。
やはり動かない。
と、動作不能確認をして貰ったところで、新しい物に交換。
こっち「一応、念のため、動作確認して貰っていいですか?」
あっち「いいですよ」と動作確認して貰う。
たった、980円の商品のために....
こっち「お手間取らせてすいませんねぇ」
あっち「いえいえ、せっかく買っていただいたので...」
嫌な顔ひとつせず、終始親切な対応。
ホントに感謝です。
ありがとう
感謝です。
さて、どう思います?
買った商品が壊れていたのだから、当たり前?
しかも、わざわざ、もう一度店まで行って、こっちの余計な手間取らせて(-.-#)
新しいのに交換して終わりかよ?っざけんなよぉ!
こう考える人もいるかもしれません。
少なくとも、以前のボクなら、「っざけんなよぉ!」迄は行かなくとも
「当たり前!当然!」と思ってたと思います。""A^^;
まったく同じ状況なのに
「親切にして貰って、嬉しいよお...あんがと〜〜〜〜(*^。^*)」
「あったりまえぢゃーーー、バカヤロコノヤロコンコンチキ!フンッ(-.-#)」
で、思ったのは、
「感謝の心が大事」とかなんとかより
親切にして貰って、よかった〜〜〜〜〜〜、あんがと〜〜〜〜〜
って思った方が、自分自身、い〜〜気持ちになれる。
ハッピーになれる。
で、そう感じることで、なにかデメリットがあるかどうかってぇと、何もない。
自分自身にも、
誰かに迷惑かけることもない。
損得で考えれば、絶対、その方が得だ。
このところ、会う人会う人、親切にしてくれる。
まぁ、そう感じるだけかもしれないが、
そう感じた方がハッピーだよね。
まぁ、そう感じる方がハッピーだとしても、感じることは受動的なモノなので、
感じようと思っても、必ずしも感じられるモノではないけど....、
なんで、そう感じる様になったかは、別の機会に書くとして
(決して、自分が「いい人」になった訳でも、「心が大きく」なった訳ではありませぬ)
まぁ、今まで、ずいぶん損をしてきたね。(;^_^A
そんなことを考えながら、帰ってきて、ワイヤレスマウスを繋いで
ぉお〜〜〜、こりゃ便利だぁ!!!とますますハッピーになったボクです。
んじゃ (^_-)☆ /~~~
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