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2011年09月11日

この半年考えていたこと1〜考えると言うこと

 
  
今日で、東北太平洋沖大地震から半年になる。
 
その衝撃に、日本中が揺れた。
 
 
正直ボクの心の中も、頭の中も相当揺れた。
 
 
 
で、色々考えることがあった。
 
 
 
未だに、混乱している部分もある。
 
頭の中を整理する為も含め、
一旦、はき出そうと思う。
 
今日から何回かに分けて、この半年考えてきたことを、はき出そうと思う。
 
 
 
 
 
 
 
いろいろな情報や意見が飛び交った。
 
ボクの思考を超越した、理解できないような難しい問題もあった。
 
一方、ちょっと考えればわかりそうなものを...というような発言も目にした。
 


で、最初に、日本人の「考える」ということについて....


先日、NHK 「セカイでニホンGO!」という番組の08.04放送(学力までもガラパゴス?最新ニホン教育事情)でPISAという試験について紹介されていた。

世界の義務教育終了後の15歳男女47万人が参加し、学習到達度を調査するための試験とのこと
 
調べるのは
1.読解力
2.数学的リテラシー
3.科学的リテラシー
について

具体的にどういうことを調べるかというと
 「PISA的学力」(学習到達度調査)の特徴は次の5項目で表現できる。
@知識や技能を実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかどうかを評価。学校カリキュラムには関わらない。
A図表・グラフ・地図などを含む文章(「非連続型テキスト」という)が重視され、出題の約4割を占める。
B「選択式」を中心にしながらも「自由記述形式」の出題が約4割を占める。
C記述式では、答えを出すための「方法や考え方を説明する」ことが求められる。
D読解力として、「情報の取り出し」・「解釈・理解」・「熟考・判断」、そして自分の「意見を表現する」ことが求められる。テキストの「内容」だけでなく「構成や形式」についても問われる。
 PISA調査は、学校のカリキュラムをどの程度習得しているかを評価するものではなく、「知識や経験をもとに、自らの将来の生活に関する課題を積極的に考え、知識や技能を活用する能力があるか」をみるもので、「学校の教科で扱われる知識の習得を超えた部分まで評価しようとする」ものである。


で、日本は、
読解力:8位('00年)→14位('03年)→15位('06年)→8位('09年)
数学的リテラテシー:1位→6位→10位→9位
科学的リテラテシー:2位→2位→6位→5位

なんか、ずるずる下がってきてる....(^_^;)


で、常勝国フィンランドの教育現場が紹介されてた。
教育の軸は「自分で考える力」を大切に!

にゃんと、教科書が無く、カリキュラムは完全に各学校に任せている上、義務教育中、試験がないそうな....

ん?日本の場合(他国は知らんが)、学生時代の勉強って、試験のための勉強って気がする。

また、授業風景は、とにかく先生が生徒に「何故?」「どうして?」と聞きまくり、
生徒たちは、とにかく意見を言う。
単に「教える」という一方通行ではない。





そして、2009年からPISAに参加し、いきなり3冠王を取ったのが、上海!
さぞ、PISA対策の勉強をさせているのかと思いきや、
教育の軸は「知識と経験を結びつける」「学ぶ意欲を向上させる」


むぅ、日本の教育とはだいぶ違う.....

日本の教育は、あくまで「知識」を「教える」が最優先のような気がする。

そして、どれだけ、知識を得たかを試すものとして試験が行われ、
その試験は、習得度の順位を付ける道具に使われる........


話は変わって、いつもの「所さんの目がテン」
夏休み(秘)フランス旅行(第1093回 2011年7月30日放送)

フランス人は、アートが大好き? について実験。
この実験は面白かった。


フランス人と渋谷の若者に、有名な絵画を4枚見せて、作品名を当てて貰うというもの。「モナリザ」、「ムンクの叫び」、「落穂拾い」、「ひまわり」で実験。

日本人は非常に好成績。
意外や意外、フランス人は半数以上の人がモナリザしか知らない。
ホントに、フランス人て芸術好きなの?ってところで、もう一つ実験。

とある画家の描いた絵を見せて、感想を述べて貰うというもの。
日本人はぽつりぽつりと数秒で言葉が詰まるのに対し、フランス人は、しゃべるしゃべる30秒以上。
なんでも、フランスでは作品名などの知識を得る教育ではなく、その作品をあるがままに見て感じて、感想を自分の言葉で言うことを大切にする教育をしているそうです。

日本は......そう、誰の何という絵?と言う知識を教える教育(もちろんそれだけではないが)。





さてさて、この二つの番組を見て思ったこと

日本では

1.学校教育は「知識」を教えることが主体で、その成果を試験で確かめる
2.そのため、逆に言うと、「試験のための勉強」をしている(させられている)
3.で、学校で教わったものを、実生活に結びつけて応用するということに、非常に弱い
4.また、自分の感じたこと考えていることを、自分の言葉で伝えることはホントに苦手

てなことを感じたのだ。


で、そんな教育のせいか、今、日本では.........

(セカイでニホンGO!では、それぢゃぁイカン!てなことで、新しい試みもされている事例が紹介されてました)








疲れたので、次回...............
んじゃ (^_-)☆ /~~~


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posted by ShimaQ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 世の中