3番目に選んだ本(つまり、もし2冊分しかお金がなかったら買ってなかった本)
「脳と気持ちの整理術(意欲・実行・解決力を高める)」読み始めました。
意外とおもしろい(予想外)。
最近どうもやる気が出なかったり、以前のようなアイディアが出てこないので、読んでみようと思った本なのですが....
書いてあることは、当たり前すぎることばかりだけど、期待した方向と違うところで、楽 しめてます。
サラリーマンを辞める時に後輩に残した言葉が、そのまま(←ウソ、実は半分くらい)載ってたり。
失敗に失敗を重ねて到達した「パニックに陥った時の対処法」なのですが、もっと早く知っていれば....
でも経験したからこそ、会得できた、ってのもあるけど....
と言うことで、懐かしの「ドロップアウト」より、かつての勤め先にFAXしたものを引っ張り出してきました。
固有名詞はイニシャルにしてます。
なんせ、10年以上前のものなので、チト気恥ずかしいですが....
上記の本に載っていたのは引用しませんが、よく似ているのは以下のFAX、後半部分。
んじゃ (^_-)☆ /~~~
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コピーして、若い(と、思われる)方にお渡しください
M社の
若き人達へ
元気にしていますか?
本当なら、皆さん方と高年齢層との間に入ってクッション材として、或いは慰め役、教育係として、皆さんの成長を見守っていかなければいけなかったのですが、いつも愚痴ってばかりで、揚げ句の果ては、皆を残して去っていくことをお許しください。
私自身、M社を辞めることに何も未練はありませんが、上記の役割を果たせなかったことだけが気がかりです。
そこで、最後のおせっかいを妬かせてください。
皆さんが社外でも通用するビジネスマンになるために、仕事上心がけて欲しいことを2点程書かせてください。
まず、仕事に対する姿勢ですが、責任感とか向上心等というつもりはありません。
ただ、常に報告書を書くという前提で、自分の仕事を進めてみてください。
報告書は、目的、経緯、要旨、面接者に始まり、使用量、単価、競合状況、実現性、課題・問題点、期限等々、項目毎に纏めなければなりません。これを帰ってきてから考えるのではなく、その仕事中(特に人と接している間)に「報告書を書くとしたら、どう書こうか」と、頭の中で報告書を書いてみる(書く準備をしてみる)のです。
そうすれば、その時点で、何がわからないのか、何が問題なのか、何が重要で何がどうでも良いことなのか、かなり判ってくるはずです。
わからないことは、即聞いたり調べたりできるので、その場で解決することも多いはずです。無駄な時間と手間が省けます。
そういうことをせずに、ただ漫然と仕事を進めていると、忙しそうに見えて、怒られて、つらい思いばかりして、子供の使いの様な結果しか出せないという、ばかばかしい空回りを繰り返すだけです。
また、定年まで平社員を貫く、という方でない限り、人に見せるかどうかは別にして、実際に報告書を書いてみるべきです。
今の内は良いですが、何年かたって、いい年して小学生のような文章しか書けないことほど、みっともないことはありません。
今の内から、書く練習をしておくべきです。
人前で話すことと、文章だけは経験(練習)を積まないとうまくなりません。
逆に言うと、慣れれば誰でもうまくなるものです(私の入社当時の報告書を見れば納得できるはず)。
是非お試しあれ。
もうひとつ、難しい問題が一斉に集中してパニック状態に陥ったことは、誰にでもあることだと思いますが、その対処法のひとつを.....。
まず、その様な時は、全てを一気に解決しようとしないこと。
問題を幾つかに(できるだけ細かく)バラバラにして、できれば優先順位をつける。
優先順位が難しければ、この場合に限り、無理に順位をつける必要はないと思います。
それより、バラバラにした問題点を、
1.誰かはっきりした人に頼めること、
2.人に聞けば誰ができるか(手を貸してくれるか)わかりそうなこと、
3.誰かにやり方を聞けば自分でもできそうなこと、
4.自分にできることに分けてみる。
ここまでできれば、自分一人があたふたと慌てる程のことでない(自分が実際にやらなければならないことは、それほど多くない)ことがわかると思います。
そして、上記1から順に、どうすれば人に頼んだり、聞いたりできるか考えながら、片づけていけば何とかなるはずです。
それよりも大事なのは、パニックになっても、自信を無くさないこと。
パニクッて当たり前と思うこと。
某代理店の副部長にして、信頼度150%と言わしめたI嬢でさえ、交点33号で自分のことを「パニックに陥りやすい性格」と書いています。
当然私も、しばし茫然ということがよくありました。
この様な時は、無理に平静を装おうとせず、「わぁ、どうしよう」と、暫く慌てまくって(本当は、周囲の人に迷惑がかからない様することが望ましいが....)、無理に行動を起こさずに上の方法を思い出してください。
頭が冷えてから行動に移せば何とかなるはずです。
以上、自分のことを棚に上げて、勝手なことを書かせていただきましたが、これらは、営業の方、研究・技術の方、デリバリーの方、事務の方、全てに当てはまることと思います。
もう、年齢と勤続年数だけで給料を貰う時代は、終わりを告げようとしています。
ぼーっとしてると、後輩に先を行かれることが頻繁に起こります。
「使いものになりそうもないなぁ、早く辞めてくれないかなぁ」と思われないよう、会社のお荷物にならないよう頑張ってください。
では、皆さんのご活躍をお祈りして.......
平成9年4月某日
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