「知らないままにしておく」ことが恥である。
さらには、
「知らない」のに、知っている振りをすることは、もっと大きな恥である。
いい事書くねぇ(自画自賛)。
でも、シチュエーションによっては逆のことも言える。
不祥事を起こした企業(だけに限らない、組織と言い直してもいい)のトップが
「私の知り得ないところで、このようなことが起こり...」などと言い訳する。
「自分は知らなかったので、許して欲しい、と言いたげな...
そこまで言わなくても、罪は大幅に軽減されるとでも思っているかのような....
あるいは、自分は悪くないが、部下の失態で、こんなところで謝さられている
と、同情をひきたげな...
時には、自分が支持していたようなことに関しても.....
(最近では、キッチョーや、モト・トキツカゼ、カメダ・チチ....等)
まぁ、仮に、知らなかったとしても、その罪が軽減されるようなことはない。
「知らなかった」ことこそが罪なのだ。
さて、昨日、こんなことがあった。
早朝の電話。
以前、仕事に行ったお客さんから
「盗聴器が見つかったので、来てください」
えっ、初めてのクレームか?と思った。
よく聞いたら、別に現物が見つかったわけでもなく、
「市販の盗聴器発見器で、自分で調べたら、盗聴器の周波数で反応している」
だけとのこと。
予定が立て込んでいたので、夜、時間を作って、伺った。
早く着いたので、帰ってくるまで車内で待つこと、40分。

お客さんは、左の3,150円也の「盗聴器発見器」を取り出し、
電子レンジのスイッチを入れ、近づける。
「発見器」は赤いランプが点滅。
ほっほ〜ぅ、
周波数 2.45GHzのマイクロ波に反応するとは
なかなか、優秀だな
“電波”探知機としては!
しかし、盗聴器発見器としては、最悪だ。
この手のものは正確には「盗聴器発見器」ではなく「電波探知機」であり、どんな電波にも反応することを説明(以前も説明したはずだが....)。
「携帯電話やコードレスホンにも反応しますよ」と言うと、
実際に反応するところを見て、ビックリのご様子。
さらに、家中何処でも黄色いランプがつくというので、
屋外に連れて行き、そこでも同じように黄色いランプが付くことを見せ、
今のニッポン、よほどの山奥でもない限り、至る所電波で一杯であることを説明。
再調査の依頼と言うことで伺ったが、わざわざ再調査する必要もない。
他社では、正規の調査料を取るかも知れないが、
とりあえず、正規の出張相談料だけ(あ〜〜〜〜ぁ、売り上げ大幅減)いただいて、
色々アドバイスしてきた。
購入した東○ハ○ズの店員は
「これが一番反応がよく、絶対に見つかる」
等々、相当いいかげんなことを言っていたようだ。
おそらく何も知らずに、メーカーの言うことを鵜呑みにして、そのまま言ったんだろう。
お客さんご本人は、こんなものを買わされて、反応したからと、家中で大騒ぎして、
「ホントに情けない」とかなり落胆していた。
当方、慰めと励ましで大変でした。
さて、ここで、最初の話題に戻ろう。
この場合も、明らかに「無知は罪悪」である。
知らなかったとは言え、こんなものを買わされた、と言うお客さんの話ではない。
間違った説明をしてこの製品を売った店員の話である。
実際、この店員の無知によって、このお客さんは被害を受けているのである。
少なくとも、それでお金をもらって(給料だったり売り上げだったり)いる以上
知らないでは済まされないと思うのです。
少なくとも、わからないことはわからないと言ってくれなくちゃ
昨日の出来事で、色々考えさせられたShimaQでした。
それにしても、元時津風親方、見苦しいね。
明日は、午後から雪のようです。
んじゃ (^_-)☆ /~~~
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